本が読めるようになった
本が読めるようになった。
最近、英語の勉強のために動画配信サービスに登録しようとしたのだが「動画を流し見てるだけの人生って虚しいな…」とふと感じた。
じゃあ、虚しくない過ごしかたって、どんなものだろう?
考えてみた時に、私の答えは「ゆっくり時間を味わうこと」だった。
効率良く時間を使わなければ、というプレッシャーを自分にかけて生きていることには薄々気づいていた。
おそらく、きっかけは大学受験。
高校までは特に勉強していなかったが、大学で初めて、自分の実力より上の志望校を設定した。
絶対に行きたい、というほどではなかったが「受験生なのだから勉強しなければ」という意識を常に持って生活するようになった。
受験が終わってからも「時間を無駄にしてはいけない」というプレッシャーは、30歳を過ぎた今まで、なんだかずっと自分から外せずにいた。
それが今回、自分が人生でやりたいことが「ゆっくり時間を味わうこと」なのだと気づいたのだ。
私が、ゆっくり時間を味わうために、地球に生まれてきたのだとしたら。
あらゆることが自分に許されているような気がした。
ゆっくり時間を味わうこと。そんなの今すぐここで、一人でできてしまう。
それなら、焦って婚活する必要もない。
仕事で評価されなければと、あくせく働かなくてもいい。
全く実用的ではなさそうな本を、好きなだけのんびり読んでいれば、私は幸せな人生を送れるのだ。
天国じゃないか♡
気づいてからは、読みたかった本も集中して読めるようになった。
大人になって集中力が下がったのだと思っていたが、きっと色々と余計なことを考えてしまっていたのだ。
こんなことをしていて何になるんだろう、とか、そういうこと。
何にならなくてもいいのだ。だって私の幸せは、すでに今ここにあるのだから。
本の虫だった子供時代の私が戻ってきた気がする。おかえり、私♡
そもそも私は何に追われていたのだろう、勝手に。
これからは心ゆくまで、ゆっくり、たっぷり、極上の時間を味わっていきたい。
そのために、頭をからっぽにして、色んな思い込みやしがらみを丁寧に外していこう。
そんな人生を模索するブログ。